いつのまに

そこはかとない気持ち

落ち込んだり
泣きたくなったり
ため息しかでないとき
そんなときはドライヴしたくなる


助手席には他の誰でもない
父(の写真)に座ってもらう
運転は上手くないけど大好き



そういえば
最後に会った時の父の年齢を
私はとっくに超えちゃってる


そんなに遠くに
居たわけでもないのに


母に遠慮して
会いに行けなかった


親子としての絆や
言葉を紡ぐこと
そんな些細な時間すら
作れなかった娘を


そんな私だけど
最期くらいは
思い出してくれましたか?


生きていたら
どんなおじいちゃんに
なっていたのだろう?



父の帰る場所は
わたしの居る
ここじゃないけど


子供たちと一緒に
迎え火と送り火を焚く
麻がら代わりの線香花火


うす明るい夕刻でも
ちりちりと小さく鳴りながら
儚くきれいな閃光を放つ


息子は(孫は)
私とおなじで
あなたに似てる


くりくりの
ふわふわの
クセっ毛なところ


歳のせい?
父に
会いたくなりました