いつのまに

そこはかとない気持ち

rain girl

享楽的な時間を
過ごす時の
彼の言葉は


ねぇ お願い
もいちど言って?


そう懇願するくらいの
泣いてしまうほどの


甘い言霊を放つ


途切れ途切れの
短い会話


潤んだ目で見つめると
彼の瞳も潤んで見える


たった今
この瞬間だけは
愛されていることを
確信できる


なすがまま
全てを委ねて
刹那な時間が
夢と現を
行ったり来たり


…俺がいちばん
悦な瞬間
ちゃんと見てて…


歪んだ表情は
醜くて美しく

一瞬震えた
背中は
しなやかで

その胸は
爪を立てても
吸い付くように
離れない


わたしが
そうさせている
そう思うと


私は
彼の
全部が
欲しいと願ってしまった


もちろん
口には出せない



事のおわりには
引き寄せられて
腕の中で
瞼を閉じても
眠れるわけがない


毎回 彼の
心拍数の戻る速さに
驚かされる


・・・雨の日は
静かでいい
(お前の)あの傘
いい傘だな・・・


そう言ったと
思ったら
もう
寝息をたててる


私の持ち物を
褒めるなんて!


帰りに
さしてあげる


雨が
止んでても





※雨の日は静かでいい。。。彼は決して情緒的ではなく、繁華街の・・・路上に立つ客引きのお兄さん達の姿が少なかったことを言っていたようだった。ちぇっ